11   一音八義   
 言霊の響きをもっと深く学ぼう
現代の日本語の単音は清音五十、半濁音五、濁音二十の七十五音となっています。同じ音の語句でも現代では微妙なクセントが違う言葉は理解されにくいのです。たとえば橋、端、箸、梯や霧、桐、錐、切などと異なる漢字をもって表さなければ分からないのですが、太古の時代には一音が内発四、外発四の八種別の発音方法がありました。即ち一音で八通りの発音があり八通りの意味がありますから、清音五十音でおのおのアクセントを異にした四百音(義)があったのです。(道ひらき出版『草薙の剣』より)
 現代の私たちには精緻極まる八種別の発音方法を聞き分けることも、発音し分けることも困難となり、かろうじて漢字のかき分けで理解しています。古代の高度な聖域の入門には言霊学が重要となってきます。 さらに詳しくは『フトマニ言霊学絵図解説』を研究してください。
 古代日本語では半濁音表現(しゃ.しゅ.ぴゃ.ちゅ.にゃ.ちょう.等々)は用いませんでした。この意味について言霊学を研究すると神ならがの道の深さがわかってきます。

 
 


     道ひらき出版    
     
     図書注文